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執筆者の写真TAKU OFC

【ボクたちの桑原拓③】蛭子ファミリーの場合


蛭子さんご家族

ご厳父:蛭子傑(まさる)さん

駿君(中1/小学生時代に全日本チャンピオン獲得)

蓮君(小5/神奈川県予選進出) *文章中敬称略 (※ご慈母様のコメントはありませんが、皆様揃ってこそですので「蛭子一家」とさせていただきました。)


――桑原選手と出会いは?

駿「日曜日のKIDSのトレーニングです。僕は小1から7年、弟は年長から5年、お世話になっています」

――どんな先生ですか?

駿「ディフェンスをとても大切にされています。フットワーク、出入りのスピード、打った後、打ち終わりに何をするべきか、などです」

――すごく高度ですね…さすが日本チャンピオン

駿「それは小学生の時ですから、今は自分の力が中学生の中でどれくらい通用するか挑戦していきたいと思います」

――桑原選手の試合で印象に残っているのは?

傑「日本タイトル戦ですね。それまで桑原選手は全勝。私たちも試合を見ていて楽しいし、ボクシングって楽しいという印象が、子供たちにもありました。しかし、あの試合を見て子供たちのボクシングに対する考えが変わったと思います」

駿「あの試合でボクシングの怖さというものを感じました。やはり1発ですべてが変わってしまう」

傑「その後の復帰戦で、桑原選手が明らかに変わったと感じました。1戦目の久野喬選手は変わったスタイルでしたし、タイのカイハンハ選手もパワーある。彼らにKO勝利。パワーがついたな、と感じました。これまでキレイにパンチが当たっても倒れなかったのに、“1で倒しましたからね」

駿「桑原選手はやはりディフェンス、ステップワークがスゴイと思いました。強い選手、あこがれる選手のいいところを真似て、自分のスタイルの中に埋め込んでいくことが大事かと思っています」



――完全に”選手“な視点ですね。試合では作戦など立てるのですか?

駿「試合前、相手選手の動画などから、クセなどを見抜いて父が作戦を立ててくれます。ただ試合になるとアタマ真っ白になってしまって。でもインターバルで父を見ると、ジェスチャーで伝えてくれていて、落ち着いて取り組めます」

――傑さんはボクサーだったのですか?

傑「いえいえ、違うジムでトレーニングしていた程度です。大橋ジムには学生時代の先輩がプロで所属されていて関わりが生まれました。子供達には、ボクシングという競技を通して日常では学べない「礼儀」を身に着けてほしいと思って、入門しました。実際、駿と全国大会の決勝で戦った大阪の少年とは試合後仲良くなって人の輪、和が広がるなど、いい学びができていると思います」

――蓮君はボクシングは楽しいですか? どんな選手が好きですか?

蓮「僕はプロボクサーが目標です。好きな選手はギレルモ・リゴンドーとジャーボンテイ・デービスです」

――2人の選手もまたタイプが違うというか

蓮「でも、2人ともディフェンスがすごいんですよ。リゴンドー選手はもらわないで当てる、デービス選手は攻撃で相手に打たせない。メイウェザーの技術もすごいし。お父さんがミット持ってくれて、打ち終わった後によけるディフェンスの練習は家でもよくします」

――視点がもうすごいですね。弟さんはプロ志向ですが駿さんは?

駿「。週6でジムに行くのも中学になると大変ですし、またボクシングだけでなくやってみたいこともたくさんあって、僕は迷い中です(笑)」

――桑原選手へ期待することは?

傑「変な話ですが、桑原選手の負けた試合によって子供たちのボクシングに対する取り組みが変わりました。考え方の根本から変えていただいたことに感謝しています。

そして、先生は“子供たちの夢“です。世界チャンピオンになってベルトを体に巻く姿を見たいですね。だから今、もっとがんばってほしい」

駿「試合前でもKIDsクラスでトレーナーをしてくださるのですが、そこは試合へ集中していただきたいかな(笑)。」

駿・蓮「桑原先生、世界チャンピオンになってください!」




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